はじめに
医師としての仕事は多忙であり、日々の業務に追われる中で新たな人脈を築く機会は限られています。しかし、近年ではX(旧Twitter)を活用することで同業者などと気軽につながり、交流を深める医師が増えています。さらに、オンラインのつながりを現実世界へと発展させる「オフ会」は、多くのメリットをもたらします。
本記事では、医師がSNSを通じて新しい出会いを得て、オフ会をすることで得られる人生への好影響について実体験に基づいて紹介します。
SNSを通じたつながりの魅力
X(旧Twitter)は、医師が専門分野の知識を共有したり、日々の業務について意見交換をしたりするのに適したプラットフォームです。
ハッシュタグやリプライを活用すれば、興味のある分野の仲間と簡単につながることができます。
インスタグラムやフェイスブックなどと違い、文字がメインであること、匿名性が保てることにより、利用しやすいSNSだと思います。
X(旧Twitter)での交流を通じて得られる主なメリットは以下の通りです。
- 知識の共有とアップデート
- 最新の医療トピックや診療の工夫について情報交換ができる。
- 他の医師の視点を知ることで、自身の診療スタイルを見直すきっかけになる。
- 共感と励まし
- 同じ悩みを抱える医師と出会い、支え合うことができる。
- 疲れた時や辛い時に、仲間の存在が励みになる。
- 気軽なつながりの構築
- 病院や地域を超えて医師同士のネットワークを広げることができる。
- 初対面でもオンラインでの交流であるため、話しかけやすい。
SNSの使い方は人によって全く異なると思いますが、主なメリットは上記でしょう。
たまに炎上することしか考えていないようなアカウントもありますが、普通の方は上記のようなメリットを求めているかと思います。
自分がSNSを続ける目的も主に情報交換と医師のネットワークの維持です。
オフ会で得られるメリット
X(旧Twitter)での交流が発展し、実際に顔を合わせるオフ会をすることでさらに多くのメリットが得られます。
- 人脈の拡大
- 病院や診療科の枠を超えた関係が築ける。
- 転職やキャリアアップにつながる情報交換ができる。
- 実践的な情報交換
- SNSでは話しにくい内容についても話を聞ける。
- オフラインならではの本音トークができる。
- モチベーションの向上
- 他の医師の働き方や考え方に触れ、新たな視点が得られる。
- 成功体験を共有し合うことで、自分自身のモチベーションが高まる。
- メンタルの安定
- 同じ医療現場で働く者同士だからこそ分かり合える悩みを相談できる。
- ストレス発散の場となり、仕事の負担を軽減できる。
リアルのつながりだけでは絶対に出会うことのなかったような人にも会えるのが大きなメリットかと思います。
医師を名乗ってSNSを行っている人はほとんどが本物の医師のはずですし、まともそう、話が合いそうなアカウントを見つけたら話しかけてみましょう。
オフ会のデメリット
一方でオフ会にはいくつかのデメリットも存在します。参加を検討する際には、以下のリスクを考慮する必要があります。
- プライバシーの問題
- SNS上でのキャラクターと実際の印象が異なることがある。
- 医師という職業柄、個人情報の取り扱いに注意が必要。
- 気疲れする可能性
- 初対面の人との交流に緊張してしまうことがある。
- 話が合わなかった場合、気まずい時間を過ごすことになるかもしれない。
- SNSトラブルに発展する可能性
- オフ会での発言や行動がSNS上で話題になり、意図しない形で拡散されることがある。
- 人間関係のトラブルが生じる場合もある。
- 時間とコストの負担
- 遠方で開催される場合、移動時間や交通費がかかる。
- 食事代や宿泊費などの費用が発生することもある。
SNS上でのキャラクターとリアルの人格が異なることは割とよくあります。(自分もそうかも?)
話が盛り上がるかどうかはメンバーやコミュ力など色々な要素で決まるかと思いますが、大きなトラブルになったことは今のところないです。
それでも不安な場合は昼間のカフェを指定するなどリスク回避をしても良いでしょう。
なお、私は大規模なオフ会への参加は基本的には推奨しません。共通の志を持ったグループでの集まりなどはまだ良いですが、不特定多数の飲み会になると1人と話す時間が短く親しくなりづらい、変な人が混ざっているリスクが上がるなどのデメリットがあります。
うさんくさい投資話などを持って来る人間は大人数の中に紛れ込んで来ます。
基本的には小規模の会で仲良くなった人とのグループを大きくしていくイメージが良いかと思います。
最初から大人数に出会おうとはしない方が吉です。
オフ会参加のハードルを下げるには
オフ会に興味はあるものの、「初対面の人と会うのが不安」「うまく話せるか心配」と感じる方もいるでしょう。そうした不安を和らげるためのポイントを紹介します。
- 小規模なオフ会から参加する
- まずは2~3人の少人数で会ってみる。
- 共通の知人がいる場合は、その人を介して紹介してもらう。
- 事前のやりとりを増やす
- TwitterのDMやリプライで事前に簡単なやりとりをしておくと、初対面のハードルが下がる。
- どんな話をしたいか考えておくとスムーズに会話できる。
- 自分のペースで楽しむ
- 無理に話そうとせず、気楽に参加する。
- まずは聞き役に回り、徐々に話に加わるのもOK。
まとめ
Twitterを活用することで、医師は日々の業務の枠を超えてつながりを広げることができます。そして、オフ会というリアルな場での交流は、単なる情報交換にとどまらず、人とのつながりを深め、人生をより豊かにする貴重な機会となります。
しかしながら、オフ会には一定のリスクやデメリットも存在するため、無理をせず自分に合った形で参加することが大切です。適切な準備をしながら、自分にとって有意義な関係を築いていきましょう。
また、私に興味がある方からのオフ会お誘いDMもお待ちしています。
子供もいるのであまり頻繁に飲み会に行ける時期ではないですが、できるだけ参加できるように調整します。
Xのアカウントはこちら(@doctor_hhm)になります。
参考になりましたら幸いです。
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